伝統と誇りと情熱と。
録画しておいた眞中シェフの
NHKの番組「キッチンが走る!」見せて頂きました。
http://www.nhk.or.jp/kitchen-wagon/archives/index_archives130524.html
再放送:土曜日 午前10時05分〜(関東甲信越)
再放送 火曜日 午後 3時15分〜(全国)
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眞中シェフのコックコート!
素晴らしい〜!!!
微妙な色使い。
繊細なタッチ。
そして、袖に記された文字。
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これ、実は眞中シェフからのご依頼で、株式会社アヲタの青田哲さんが
プロデュースしたものです。
純白のコックコートはフランス製。
眞中シェフの大好きな画家さんのデッサンを基に、
数百色の中から選んだ24色。
これを刺繍の専門家に依頼し、通常では考えられない高い技術を駆使して
何度もミシンを止め、色を変え、心を込めて表現して頂きました。
世界でたった一枚。
シェフの自信と誇りと情熱を表した一着です!
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素材を生かす。料理の醍醐味。
太陽の元、木々の緑の中で作るシェフの笑顔。
それから一つ気が付いたのです。
飛騨ほうれん草の緑、あずき菜の緑、えごまの黒、飛騨牛のピンク
あの刺繍には緑があまりなかったと。
それはお料理に緑がふんだんに入っていて、
それを生かす為ではなかったか。っと。
生かすということは
自分が引くという事でもあるのかと。
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春の訪れです。
乗鞍岳の雪解け。
乗鞍に雪がある。
雪解けのあずき菜。雪解けの春。
春が麓(ふもと)にやってきた。
景色が料理から伝わってくるって凄いな。
(飛騨ほうれん草を育てる農家の奥さん)
食べる皆さんが、美味しい!凄い!これを言っていただけるのが
僕は一番幸せ。(飛騨牛ナンバーワン畜産家)
明日からの励みになります。
美味しい水とか、美味しい空気で
こういう美味しい物ができるんだなって。
飛騨に来て良かったなって思った。(東京から嫁に来たあずき菜をつむ主婦)
土地の豊かさとか
みなさんの生活というのを最初にお話を伺って見せて頂いたので
すごく、素材が土地とピタッと合って、
「なんでこれがあるのか」、「なんで食べ継がれてきたのか。」
というのが凄くよくわかって、凄く豊かな気持ちになれました。
(眞中シェフ)
みなさんの、「伝統」と「誇り」と「情熱」。
これがあって、みなさんが幸せになる。(番組MC杉浦太陽さん)
牛がもたらしてくれる幸せ、故郷(ふるさと)の恵みに感謝し
食べる事の幸せを噛みしめる人々と出会った飛騨高山の旅でした。
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えごまのお婆ちゃんが、目をつぶって「美味しい!」と言った時の
眞中シェフのお婆ちゃんを見つめる表情が実に嬉しそう。
眞中シェフは
普通の人に普通に喜んでもらえる食事を作り続けたい。
って思っていらっしゃるのではないかな。
そんな感じを受けました。
素材にどんな思いが込められているのかを、
素材が、何を訴えようとしているのかを捉えながら
その声に応えていく。
料理人とはそういうものなのかとも。
眞中シェフは自分が素晴らしい料理を作るとか。
自分が前面に出るとか。
全然考えていないように思いました。
ただ、えごまのお婆ちゃんが、人生最高の味に出会ったような。
「美味しい!」を求め続けているのではないかと。
伝統と誇りと情熱
素材にも、シェフのあり方にも表れている。
コックコートに秘められていたもの
それは伝統。誇り。情熱?
愛。喜び。感謝?
眞中シェフに伺ってみたいなと
思いました。
ありがとうございました。